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自己満足?

Letter from Yochomachi: ニッポンの若者の「自己満足」傾向は、目に余るように思うが……

この方が口を開くと、小言しか出ないようです。

他人、特に下の世代に小言を言う暇があったら、自分にできることをしっかりやったほうがいいと思います。

年寄りだからと言って例外ではありません。

私は分厚い本をちゃんと読んでいます。しかも、速読術なんてマスターしていないので、ゆっくりと丁寧に。

漫画やアニメは小学5年生のときに卒業しました。28年も前のことです。だからといって、それらを知的レベルの低いものだとは思っていません。

専門は文学です。

日本語の文献は、日本人の特徴を現しているのかもしれませんが、重箱の隅をつつくような瑣末的なことしか書かれていないことが多いので、もっぱら読むのは海外の文献です。

たいがい、日本人の書くもの、特に過去の世代の文献は、自国批判と海外賛美に特徴づけられています。私にはきわめてバランスが悪いように思えます。

どんなものにも、悪いところもあるし良いところもある。そういうものです。

私は、できれば良いところだけを見たいと思うタイプです。

ちなみに、わたしがこれまで書いてきた論文は、他人の批評や対象とする作品をくそみそに酷評するような浅はかなまねはしていません。

とにかく、すばらしいところを認めて賞賛してばかりいます。

そういう姿勢を自国に当てはめた場合、自己満足と言われるのなら、それはそれでもかまわないと思います。

いままでの上の世代による母国批判が過剰だったのですから、時代的にバランスを取っているのでしょう。

それでいいじゃないですか。

自分の不出来を棚に上げ、他人の悪口ばかり言って、自分の存在価値を高めようとするタイプの人間のほとんどは、当該の対象よりも人間的な価値が高い存在であったためしはありません。

私はそういう人間にはなりたくはありません。

他人の批判ばかりしている人間より、自己満足な人間のほうがはるかに人生を楽しんでいると思います。

「世も末だ」とか、「このままでは大変なことになる」と不安を掻き立てる「不安産業」が隆盛を極めていますが、歴史的に見れば、これは人類史上きわめてまれに見る異常な現象です。

世の中は良くも悪くもなりません。ただ変わっていくだけです。

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